特別支援教育
更新日 平成22年9月14日
特別支援教育基本計画(義務教育時)
近年、社会のノーマライゼーションの進展や児童、生徒等の障害の重度・重複化、小中学校の通常の学級に在籍するLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)・高機能自閉症の児童、生徒への対応等、心身障害教育をめぐる状況は大きく変化しており、これまでにない抜本的な改善が求められてきました。
国分寺市では、平成16年度から国分寺市特別支援教育推進委員会を設置し、国分寺市における特別支援教育を推進するために、教育や福祉、保健、医療等の関係者、保護者の立場から、必要な支援体制や就学相談に関する事項等について意見を交換してきました。
平成20年5月、国分寺市特別支援教育推進委員会での検討をもとに、「国分寺市特別支援教育基本計画(義務教育時)を策定しました。
国分寺市の小中学校の通常の学級や特別支援学級においては、今後この計画に基づいて特別支援教育を推進してまいります。
特別支援教室
特別支援教室は、現在、市内に5校(三小・六小・八小・九小・十小)設置してしています。
特別支援教室とは、特別な支援を要する児童に、個別指導を行う教室です。児童は通常の学級に在籍しながら、必要な内容・必要な時間、小学校の中にある特別支援教室において、特別支援教育支援員による個別の指導を行います。
介助員制度
この介助員制度は、通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする児童・生徒に対し、介助員を配置することにより、児童・生徒一人ひとりの教育的ニーズに適した支援や援助を行い、社会的自立を目指すことを目的としています。
学校において、介助員の配置が必要と判断した場合は、保護者の了解を経て、学校は介助員配置申し込みを行います。その申し込みに基づき、教育委員会は児童・生徒の授業観察や学校からの聞き取りをし、介助員配置判定委員会を開催し、介助員配置の有無について総合的に判断します。
介助員の配置が必要と判断した場合は、すみやかに特別な支援を必要とする児童・生徒に介助員を配置します。
介助員の業務は、学校長および担任教師の指導のもと、対象児童・生徒の障害の程度に応じた身辺介助などです。また、介助員の資格は、教員、臨床心理士、保育士、看護師等、心理学を専攻している大学生・大学院生などです。
シリーズ 特別支援教育の取組1(介助員制度・就学相談)
教育委員会では、平成20年5月に特別支援教育基本計画(義務教育時)を作成し、これに基づいて施策を進めています。
従来、障害のある児童・生徒の教育は「特殊教育」(東京都では「心身障害教育」)でしたが、平成19年度からは、児童・生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じて適切な教育的支援を行う「特別支援教育」となりました。
1 介助員制度
この制度は、通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする児童・生徒に対し、介助員を配置し、身辺介助等を行うものです。
各学校が介助員の配置の必要性を判断し、保護者の承諾を得て、教育委員会に申込みを行います。これに基づき、介助員配置判定委員会が総合的に審査します。
介助員の仕事は、学校長・担任の指導の下で行う、対象児童・生徒の障害の程度に応じた身辺介助などです。介助員は、教員・臨床心理士・保育士・看護師等の資格を有している者や、心理学専攻の大学生・大学院生などです。
2 就学相談
市では、市立小・中学校の特別支援学級(注釈1)などへの就学(入学)や転学手続きを、左図のように進めています。なお、通級指導学級(注釈2)への入級に関しては、各学校の先生と相談のうえ、教育相談室(電話.042-573-4375または4376)へお申込みください。
(注釈1)市では現在、知的障害学級を小学校に3校、中学校に1校、情緒障害学級を小学校に1校設置しています。
(注釈2)通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする児童・生徒が通う学級。市では、小学校に3校、中学校に1校設置しています。
小・中学校の特別支援学級への就学等の相談は、7月1日(水曜日)から教育相談室で受け付けます。
シリーズ 特別支援教育の取組2(特別支援教育コーディネーター)
特別な支援を必要とする子どもやその保護者のために、各学校ではコーディネーターという役割を置いています。コーディネーターには教員が当たり、学校内および関係機関との連絡・調整や保護者との連絡窓口を務めます。
特別な支援を必要とする子どもたちは、学級担任の他、専科の教員や養護教諭、医療・福祉関係や地域社会等のさまざまな関係者・機関と関わって生活しています。コーディネーターは、これらの関係者と連絡・調整をして、子どもたちの健やかな成長につなげていく役割を担っています。
コーディネーターの主な役割は次のとおりです。
(1)校内委員会(注釈1)のまとめ役
(2)学級担任への支援
(3)特別支援教育に関する校内研修の企画・運営
(4)特別支援教育に関する保護者の相談窓口
(5)個別支援委員会(注釈2)と特別支援教育相談員(注釈3)、特別支援教育支援員(注釈4)との連絡・調整
(6)関係機関等との連絡・調整
(注釈1)特別な支援を必要とする子どもやその保護者に対して適切な支援を行うことを目的として、各学校に置かれた内部組織です。
(注釈2)教育、福祉、保健・医療、就労関係等の支援者や支援機関で構成する専門委員会です。
(注釈3)定期的に学校を巡回し、子どもの行動観察や担任等の相談に応ずるとともに、校内委員会での助言を行う相談員です。
(注釈4)通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする子どもに対し、必要な時間に個別指導を行う指導員です。
シリーズ 特別支援教育の取組3(特別支援教室)
シリーズ 特別支援教育の取組4(通級指導学級)
子どもたちの中には、さまざまな原因で集団生活にうまくとけこめなかったり、友達とうまく関われなかったりする子どもがいます。
子どもが本来もっている力を十分発揮して、自信をもって学校生活が送れるよう、子どもの障害に応じた適切な教育を行う学級が、通級指導学級です。
この通級指導学級は、通常の学級に在籍し、週に1~2回通い(週に8時間程度)、個別指導や小集団による指導を受ける場です。
個別指導は、指導方法や教材を工夫して、一人ひとりの子どもの課題に合わせた学習を行い、子どもが集中して学習できるようにします。小集団による指導では、小人数での子どもとの関わりを大切にしながら、音楽や運動、ゲームなどの活動を通して、集団適応力や社会性を身に付けるようにします。
指導に当たっては、在籍校や関係機関と連携を取り、必要に応じて医学や心理学等の専門家の指導および助言を受けています。
本市では、小学校に3校、中学校に1校の通級指導学級を設置しています(下表参照)。
通級指導学級への入級を希望する場合は、まず在籍している学校にご相談ください。その後、入級の申込みをし、個別支援委員会(注釈)で入級が必要と判断した後に入級となります。
(注釈)特別な支援を必要とする子どもを支援するために、教育、福祉、保健・医療等の支援者や支援機関で構成する専門委員会です。
| 学級名 | 学級数 | 開設年度 | |
| 一小 | さくら | 4 | 平成15年度 |
| 五小 | せんだん | 3 | 平成19年度 |
| 八小 | たんぽぽ | 1 | 平成22年度 |
| 五中 | つばさ | 1 | 平成17年度 |
シリーズ 特別支援教育の取組5(特別支援学級)
| 学級名 | 学級数 | 障害の種類 | |
| 二小 | わかば | 3 | 知的障害学級 |
| 四小 | 双葉 | 2 | 知的障害学級 |
| 四小 | さつき | 2 | 情緒障害学級 |
| 七小 | けやき | 2 | 知的障害学級 |
| 二中 | F組 | 5 | 知的障害学級 |
シリーズ 特別支援教育の取組6(副籍制度)
副籍制度とは、都立特別支援学校の小・中学部に在籍する児童・生徒が、居住する地域の小・中学校(地域指定校)に副次的な籍(副籍)を置き、直接的または間接的な交流を通じて、その地域とのつながりを図る制度です。
市では、平成20年7月から副籍制度を開始し、本年9月末現在で25人の児童・生徒が市立小・中学校に副籍を置いています。
都立の特別支援学校に在籍する児童・生徒は、乳幼児期は地域の幼稚園や保育園等に通い、居住する地域と深いつながりをもっており、卒園後もその地域で生活していくことが想定されます。しかし、学齢期には、都立の特別支援学校に通学し、地域との関係が希薄になってしまうため、居住地域との交流を図る副籍制度が作られました。
この副籍制度による交流を通して、居住する地域の一員としての自覚や同世代の子どもたちとのよりよい関係づくりが期待されます。保護者にとっては、地域との連帯感を一層深めたり、地域のさまざまな情報を得ることができます。また、必要な支援を得る場や機会が広がることも期待されます。
地域指定校との主な交流内容例は次のとおりです。
【直接的な交流】(1)学校行事等での交流(2)授業での交流【間接的な交流】(1)学校・学級便りの交換(2)学校行事・地域行事の案内(3)作品や手紙等の交換
なお、直接的な交流の内容は、在籍校の教育活動の一環として、在籍校と地域指定校との間で話し合って決めます。
シリーズ 特別支援教育の取組7(教育相談)
子どもたちの健全な育成を図るため、臨床心理士などの教育相談員がお子さんの教育に関する保護者の方の相談にお応えしながら、必要に応じて心理的な支援をします。
また、専門医の診察、各種心理検査、他の専門機関への紹介もすることができます。
相談についての秘密は堅く守られ、ご相談や心理検査はすべて無料です。
【一般の教育相談】
お子さんの教育に関する様々な悩みや困りごとなどの相談をお受けします。
【ことばや聴こえの相談】
ことばの遅れや発音、聴こえの悩みなどについて、専門の相談員が相談をお受けします。
必要に応じて、聴力やことばの検査、および訓練・助言をします。
【就学相談】
小学校入学および中学校入学を前にしたさまざまな相談に応じます。
特別支援学級などへの転入学や通級指導学級への入級など、お子さんの就学や進学の相談に応じます。
また、保護者と密接な連携を図りながら、行動観察や発達検査などを行い、そのお子さんにとって最も望ましい教育が実現できるよう相談を進めていきます。
【電話相談】
来室が難しいとお思いの方には、相談員が専用電話でご相談をお受けします。匿名でもかまいません。
(専用電話:042-573-4376)
相談日は次の曜日・時間に開室しています。また、平成21年4月より一部開室時間を午後7時まで延長して相談を行っています。また、来所での相談を希望される場合は、あらかじめ電話(042-573-4375)で予約ください。
【相談日】
月曜日から金曜日まで
第1・第3土曜日(日曜日・祝日・年末年始は除く)
【相談時間】
午前10時から午後5時まで
※但し、毎週木曜日、第11・3土曜日、第2・4火曜日は、午後7時まで開室
【相談場所】
市立教育センター3階教育相談室(所在地:光町1-46-8、国立駅北口下車徒歩5分)
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