ロタウイルス

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ページ番号 1023802  更新日  令和5年3月31日

ロタウイルス胃腸炎とは

口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症します。感染力が非常に強く、手洗いや消毒などをしっかりしても、感染を予防することが難しいため、乳幼児のうちに、ほとんどの子どもが感染します。下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢・嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあり、乳幼児の急性胃腸炎の入院の中で、もっとも多い感染症です。一生のうちに何度も感染するウイルスですが、初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響をおよぼすこともあり、注意が必要です。生後、すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は早い時期に完了させましょう。

定期予防接種の方法

ロタウイルスワクチンには2種類あり、どちらも飲むタイプの生ワクチンです。

・ロタリックス(1価) 経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン

・ロタテック(5価) 5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン

2つのワクチンの効果等に差はありませんが、接種回数が異なります。医療機関によって取り扱いのあるワクチンが異なりますので、接種医師とご相談の上、接種するワクチンを決めてください。転居等で同一ワクチンの接種ができない等、やむを得ない事情がある場合を除き、原則同一ワクチンで接種を行ってください。

種類 接種対象年齢 接種回数 方法 接種間隔
ロタウイルス ロタリックス 出生6週0日後から24週0日後 2回 経口

27日以上

どちらのワクチンも1回目の接種は、

出生14週6日後までに行うことが推奨されている

ロタテック 出生6週0日後から32週0日後 3回

 

予診票

生まれた月の翌月下旬に国分寺市民の方には、予防接種予診票つづり(予防接種手帳)を郵送していますので、そちらより切り取ってご使用ください。転入や紛失等で予診票がお手元にない方は、健康推進課窓口に母子健康手帳をもって、お越しください。郵送希望の場合は、健康推進課までお問い合わせください。

 

接種時の注意事項

接種を受けることができない場合

一般的な事項に加えて、以下の場合は接種を受けることができません。

 ・腸重積症になったことがある、または、未治療の先天性消化管障害がある

 ・重症複合免疫不全症の所見がある

接種を受ける際に注意を要する場合

一般的な事項に加えて、以下の場合も、かかりつけ医で接種するか、必ず前もってかかりつけ医に診てもらったうえで接種を受けるようにしてください。

 ・胃腸障害(活動性胃腸疾患や下痢等)がある

ワクチンを接種する前に

接種後の吐き出しを避けるために、接種直前(30分以内)は、授乳を控えることをおすすめします。なお、ワクチンがうまく飲めなかったり、吐いてしまった場合でも、少量でも飲み込んでいれば、ワクチンの効果に問題ありませんので、再度接種する必要はありません。

ワクチンの副反応

副反応として、下痢、嘔吐、ぐずり、咳、鼻水、発熱等がみられることがありますが、通常は数日でおさまります。高熱やけいれん等の異常がある場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。また、接種後(特に1~2週間)は、腸重積症の症状にも注意し、症状がみられた場合には、速やかに医療機関を受診してください。

<腸重積症とは>

腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。周期的な不機嫌、腹痛、反復性の嘔吐、激しい泣き、血便のうちどれか1つでも認められたときは、腸重積症の可能性があります。

腸重積症とは

添付ファイル

このページに関するお問い合わせ

健康部 健康推進課 予防係
電話番号:042-321-1801 ファクス番号:042-320-1181
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。