国分寺市議会議会改革検討委員会 報告書

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ページ番号 1019881  更新日  令和3年9月9日

内容

平成30年12月21日

国分寺市議会議長 木村 徳 様

国分寺市議会議会改革検討委員会
委員長 田中 政義

 

報告書

国分寺市議会議会改革検討委員会設置規程第2条の規定に基づき、当委員会で調査及び検討した結果について、下記のとおり報告いたします。

 

1 国分寺市議会議会改革検討委員会の設置及び経過

市民により開かれた市議会及び議会活動の一層の活性化を目指すことは言うまでもなく市議会にとって普遍的な課題である。当市議会では、このような課題への取り組みの一つとして、議会基本条例制定の必要性についての調査及び検討を行うため、議長の諮問機関として、平成30年4月16日に「国分寺市議会議会改革検討委員会」を設置した。当委員会は、議長が各会派より指名した11人で組織され、平成30年5月17日から12月19日まで6回にわたり、当市議会の変遷の整理や他自治体の事例研究、ブレーンストーミングによる課題の抽出等を行った。限られた時間のなかで個々の課題について結論を得るまでには至らなかったが、現時点における課題等を認識することができた。

 

2 調査及び検討の結果

市議会における議会改革を進めるにあたっては、まずは当市議会の現状や課題を把握し検証することが必須であり、これまで取り組んできた改革、今後取り組むべき改革を市民の意向や他市の状況等も踏まえ整理・分析することが必要である。

また、当市の最高規範である国分寺市自治基本条例では、「議会の役割と責務」についての規定があり、議会及び議員の果たすべき責務や情報公開のあり方について明示している。当市議会においては、国分寺市自治基本条例の意義・解釈について改めて認識を共有し、理解を深めるとともに、今後の議会改革の取り組みと国分寺市自治基本条例第5章(第16条~第19条)の規定内容との整合性についての検討が必要である。

上述の検討を行う中で、議会基本条例の制定の必要性が認められた場合には、具体的な検討を進めるべきである。

なお、国分寺市自治基本条例では、情報の共有や参加と協働がうたわれていることから、「議会基本条例を検討する際には、市民参加が必要である」との意見やさきの議員定数の削減を受け、「議会の役割をより明確にするためにも、議会基本条例が必要である」との意見等があったことを申し添える。

 

3 平成31年度市議会議員の改選後に向けての提言

市民ニーズの多様化等により行政需要が増大している状況であり、それに伴い議会の担う役割はますます重要になってきている。議会は効率的かつ効果的な議会運営に努める必要があり、また、議員は市民の代表者として職務を十分に果たすため、さらなる能力の向上に努める必要があることは言うまでもない。

今回、当委員会においても、議会活動の一層の活性化に向けた調査及び検討を重ね、ここに一定の方向性を示すことができた。

当委員会の任務は本報告をもって終了となるが、来年度の市議会議員の改選後に、再び委員会等を設置し、本報告の内容を踏まえた検討を継続して行っていただくことを強く要望する。

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 総務担当
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