平成28年1月　年頭にあたって

平成28年1月　年頭にあたって

平成28年1月　年頭にあたって

 

新年明けましておめでとうございます。

今年は申年，特に60年ぶりにやってきた丙申の年です。

「果実が成熟していって，固まっていく状態」またキーワードは「形が明らかになってくる」「実が固まっていく」という年です。そうした意味で今年は「これまで日の目を見なかったことが，形となって現われてくる年」だと言えるのではないでしょうか。

当市においては，まさに長年かけて進めてきた国分寺駅北口再開発事業のシンボルとなるタワーが地上に現れてきます。これによってJR国分寺駅周辺だけでなく，国分寺が活気あふれる街へと変わり，その効果が市全体に波及してゆくようにしていかなければならないと考えます。昨年は，「日本の宇宙開発発祥の地国分寺」として国分寺市の新しい魅力として発信いたしました。油井飛行士との交信や宇宙の小惑星に「Kokubunji」が誕生するなど多くのイベントを通じて市内外の方々にアピールできた記念すべき年になりました。

また三市共同で行うごみ焼却施設の建設に向けた「浅川清流環境組合」の立ち上げや幹線道路整備などの懸案事項にも，一定の道筋をつけることができました。

財政健全化は，私の就任当初からの公約です。増え続ける扶助費を中心とした福祉関係予算に対応し，かつ財政の弾力化の指標である財政調整基金の倍増を図ることができました。今年度も引き続き健全な財政運営に向け努力を継続し，着実な事務執行と市民サービスの充実を行ってまいります。

子育て施策としては，待機児解消のため保育所の増設や学童保育の充実を今後とも進めてまいります。高齢者対策をはじめとする市民サービスの拡充に向けて，職員とともに本年も努力いたします。

市民の皆様の変わらぬご理解ご協力をお願い申し上げます。