陳情第30-3号　国分寺市内にドッグランの設置を求める陳情

陳情第30-3号

国分寺市内にドッグランの設置を求める陳情

 

受理年月日　平成30年9月26日

 

陳情の要旨

近年，ペットは「生活に喜びを与えてくれる大切な存在」であることや，「健康面，精神面だけでなく人と人をつなぐコミュニケーションにおいても大切な存在」として認知されるに至っていることから，国分寺市においても約5,000頭の犬が登録されています。

しかし，一方では，犬を嫌いな方，犬を飼うに当たりマナー・ルールを心得ない飼い主がいることも事実です。さまざまなトラブルも散見されている中，これらの問題の解決策として多くの自治体によって各地に「ドッグラン」が開設されています。

この施設は犬をノーリード(引き綱をつけない)で遊ばせることができる，飼い主にとっては喜ばしい場所であると同時に，犬を嫌いな方々にとっても，平時や災害発生時において，以下のようなメリットが存在する場所となっています。

(1) 犬を飼っている方と犬を嫌いな方との間で，すみ分けが行えること。

(2) 犬を飼うに当たってのマナーやルールを徹底させる場所にできる。これは，ドッグランを利用する際には，予防注射の接種やふん，抜け毛の後始末をする等のルールの厳守が大前提となっています。ルールを守らない飼い主に対して理解を求めるためには，文書等を配布する方法では徹底することが難しく，ドッグランのような犬の飼い主が集まる現場におけるコミュニケーションを通じて意識の共有を行うことが効果的であると考えられること。

(3) うんち拾い運動やアニマルセラピーなど，犬とその飼い主が社会貢献の活動を行うための情報の発信基地としての役割を担うことができること。

(4) 災害発生時には，国分寺市においても避難所でのペットの同行避難が可能ですが，高齢者世帯等で避難所までの移動が困難な場合や，犬が苦手な人のために，応急の避難場所としての活用が可能であること。

これらのことから，当会では，国分寺市内においてドッグランの設置が必要と考えており，市議会より市に対して民設民営誘致等を含めての取り組みや，また都有地について東京都に対し市より働きかけていただくことを求めたく，以下の事項について，何とぞ御高配の上，市議会での採択をお願いいたします。

 

陳情事項

国分寺市内でのドッグラン設置についてあらゆる方策を講じてください。