(趣旨)

第1条　この要綱は、国分寺市内の健全な水循環(ゆう水、地下水等の循環をいう。)を回復するため、屋根雨水を対象に設置する雨水浸透ますの設置に係る助成金(以下「助成金」という。)の交付について必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(助成区域)

第3条　この要綱の対象となる地域は、国分寺市内全域とする。ただし、対象地域内にあっても、雨水を浸透させることによって住宅の安全性が損なわれる区域は、除くものとする。

(助成対象)

第4条　この要綱により助成金の交付を受けることができる者は、次の各号のいずれにも該当するものとする。ただし、国分寺市まちづくり条例(平成16年条例第18号)第43条(開発事業の事前協議等)の規定による協議に基づき雨水浸透ますを設置する場合を除く。

(助成金の交付額)

第5条　この要綱に基づく助成金の限度額を次のように定め、その限度額は、当該年度の予算の額を限度とする。

(交付申請)

第6条　助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、雨水浸透ますの設置前に雨水浸透ます設置助成金交付申請書(様式第1号)に関係書類を添付して、市長に申請しなければならない。

(交付決定及び通知)

第7条　市長は、前条の申請があったときは、当該申請の内容を審査し、助成金を交付することと決定したときは、雨水浸透ます設置助成金交付決定通知書(様式第2号)により、助成金を交付しないと決定したときは雨水浸透ます設置助成金不交付決定通知書(様式第3号)により申請者に通知する。

(変更申請)

第8条　申請者は、助成金交付の決定を受けた後、助成事業の内容を変更しようとするときは、雨水浸透ます設置助成金変更交付申請書(様式第4号)を市長に提出し、その承認を受けなければならない。

(変更交付決定)

第9条　市長は、前条の申請があったときは、申請の内容を審査し、当該変更内容を承認したときは、雨水浸透ます設置助成金交付変更承認書(様式第5号)により申請者に通知する。

(完了届の提出)

第10条　前2条の規定による交付決定及び変更交付決定の通知を受けた者は、当該設置工事が完了したときは、完了届(様式第6号)に工事写真等を添えて市長に提出する。

(交付額の確定及び通知)

第11条　市長は、前条の届出があったときは、必要な検査(以下「竣工検査」という。)を行うことにより設置工事の完了を確認し、助成金の交付額を確定したときは、雨水浸透ます設置助成金交付額確定通知書(様式第7号)により申請者に通知する。

(助成金の請求)

第12条　前条の規定により交付額確定通知書を受けた申請者は、市長に雨水浸透ます設置助成金請求書(様式第8号)を提出し、助成金の交付を受けるものとする。

(決定の取消し)

第13条　市長は、助成金の交付を受けた者が次の各号のいずれかに該当する場合は、交付額の確定を取り消すことができる。

(助成金の返還)

第14条　市長は、前条の規定により、助成決定を取り消した場合において、既に助成金が交付されているときは、納期限を定めてその返還を命ずることができる。

(維持管理)

第15条　助成金の交付を受けた者は、雨水地下浸透ます等の機能を正常に保つようにしなければならない。

(委任)

第16条　この要綱に定めるもののほか必要な事項は、別に定める。