○国分寺市ビジョン

令和6年10月2日

「国分寺市ビジョン」とは

少子高齢化の進行や地球温暖化など、私たちを取り巻く環境は刻々と変化しています。また、近年のデジタル化やグローバル化の進展とも相まって、人々の価値観やライフスタイルの多様化が進んでいます。

このように社会環境の変化が激しい時代だからこそ、目指していく未来のまちの姿をみんなで共有し、一人一人がそれぞれのカタチでまちづくりに関わっていくことが大切になります。

「国分寺市ビジョン」は、市の最高規範である国分寺市自治基本条例(平成20年条例第43号)に定める「基本構想」として、市と市民と事業者等がともに目指す「未来のまちの姿」と「まちづくりの基本理念」を示すものです。


未来のまちの姿

私たちがともにまちづくりを進める上での共通の目標として、「未来のまちの姿」を次のとおり定めます。達成目標年度は、令和14(2032)年度とします。

『歴史をつなぎ 未来をひらく 個性がひかり輝くまち』

私たちのまち国分寺は、都心へのアクセスに優れ、買物や食事を楽しめる商業施設や店舗が充実していながら、国分寺崖線沿いでは豊かな湧水と緑が存在し、市内各所で農地が数多く見られる、都市だけどどこか懐かしく、特別な心地良さのあるまちです。

また、市名の由来となっている国指定史跡の武蔵国分寺跡や国指定重要文化財の木造薬師如来坐像など、市内には貴重な文化財が数多く残されています。さらに、日本の宇宙開発発祥の地、新幹線の技術開発の地であり、「Kokubunji」(コクブンジ)と名付けられた小惑星、新幹線の愛称「ひかり」に由来する地名があるなど、歴史と科学が息づくまちでもあります。

これらの個性は、長い歴史の中で人から人へ想いとともに受け継がれながら、培われてきました。そして現在も、先人から受け継いだ個性を大切にしながら、国分寺に関わるすべての人が世代や性別、国籍などの枠を超えてつながり、共鳴し合うことでその価値を高めています。

様々な変化への対応が求められる時代だからこそ、私たちは、人と人とのつながりを変わらずに大切にしながら、更にその結び付きを強めていく必要があります。

「歴史をつなぎ 未来をひらく 個性がひかり輝くまち」には、これまで受け継がれてきたまちの個性や先人の想いを大切に守り伝えながら、多様な主体が関わり合うことで、新たな価値を創造することができるまちを目指すという意味が込められています。この未来のまちの姿を目指して、互いを認め合うことで、すべての人がいきいきと暮らせる持続可能な地域社会がつくられていきます。

国分寺の個性に触れることで、まちへの愛着や誇りが一層醸成される。そして、これを受け継ぎ、次の時代へつなげる中で、新たな価値が生まれ、人とともに更にまちが成長し、輝いていく。私たちは、そんな「つながり」を大切にするまちを実現します。


まちづくりの基本理念

「未来のまちの姿」の実現に向けて、以下に掲げる「まちづくりの基本理念」を念頭に、国分寺市ビジョン実行計画に示す施策・事業を展開していきます。


1 すべての人が主役であること

まちづくりの主役は人です。世代や性別、国籍などの枠を超えて、すべての人が思いやりをもって関わり合い、ともに成長しながらまちづくりを進めていきます。


2 変化に対ししなやかであること

社会や時代のニーズを的確に捉え、これまで培ってきた国分寺の強みを最大限生かしながら、変化をおそれることなく、どんな時でもしなやかに対応できるまちづくりを進めていきます。


3 まちの心地良さを未来へつなげること

自然環境と都市機能の調和など、これまでに築き上げられた国分寺の個性を大切にしながら、新たな技術やアイデアを力に変えて、未来へとつなげるまちづくりを進めていきます。

国分寺市ビジョン

令和6年10月2日 種別なし

(令和6年10月2日施行)

体系情報
第1編 規/第1章
沿革情報
令和6年10月2日 種別なし