A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が流行しています

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ページ番号 1031407  更新日  令和5年12月27日

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は、例年「春から初夏」にかけてと「冬」に学童期の小児に流行する感染症です。都内の小児科定点からの第50週(12 月11 日から12 月17 日まで)における患者報告で、都全体としての警報基準に達しました。今後、さらに流行が拡大する可能性もあるため、十分な注意が必要です。
なお、都内のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者報告が都全体としての警報基準に達するのは、感染症法が施行された1999 年以来初めてのことです。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は主に飛沫感染と接触感染により感染します。予防や感染拡大防止のために、こまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとりが心がけてください。咽頭痛がある場合は早めに医療機関等を受診し、検査を受けましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)とは

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群溶血性レンサ球菌を原因とする上気道の感染症です。概ね2~5日の潜伏期間の後に、突然38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌等の症状を呈し、しばしばおう吐やおう気を伴います。3歳以下では、鼻炎症状や発熱、不機嫌、食欲不振等の症状を呈します。多くの場合、熱は3~5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。
まれに重症化し、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。
合併症には肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。
 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の治療

抗菌剤による治療を行います。腎炎などの合併症を防ぐため、症状が改善しても、主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。
喉の痛みがひどい場合は、柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけましょう。

感染防止のポイント

  • こまめに手を洗いましょう。
  •  普段から一人ひとりが咳エチケットを心がけましょう。
  •  流行時には、マスクの着用も有効です。

東京都問い合わせ先

感染症対策全般に関すること

東京都保健医療局感染症対策部防疫課 03-5320-4088

感染症患者の報告数(感染症発生動向)に関すること

東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課 03-3363-3213

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このページに関するお問い合わせ

健康部 健康推進課 予防係
電話番号:042-321-1801 ファクス番号:042-320-1181
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。