湧水及び地下水の保全に関する条例

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ページ番号 1002385  更新日  令和6年3月27日

条例制定の背景

お鷹の道・真姿の池湧水群

                      お鷹の道・真姿の池湧水群

  市内には、名水百選に選定されたお鷹の道・真姿の池湧水群をはじめとする数多くの湧水が湧き出ています。
 この貴重な水辺環境とそれを取り囲む豊かな自然環境は、次世代に引き継ぐべき市民共有の財産です。市民および土地等所有者(注釈1)、事業者等(注釈2)と市の三者協働による適切な役割分担により、この湧水とその源となる地下水を保全していくために条例を制定しました。

国分寺市と湧水

  市内には、古多摩川の流れが削り取ってできた河川段丘「国分寺崖線」(注釈3)があります。樹林地や農地などによって蓄えられた豊富な地下水が、この国分寺崖線下などから今も湧水として湧き出しており、これらの水辺は、本市から世田谷区にかけて流れる一級河川「野川」の源となっています。

名水百選と東京の名湧水57選

  お鷹の道・真姿の池湧水群(西元町一丁目ほか)は、名水百選に選定されています。名水百選とは、昭和60年に旧環境庁が日本全国の湧水や河川のうち、100か所の名水を選定したもので、水量や水質が良好であることはもちろんのこと、その親水性、周辺環境、保全活動の積極性等も加味した選定が行われました。
 また、湧水の保護と回復を目指して平成15年に東京都が選定した東京の名湧水57選には、このお鷹の道・真姿の池湧水群とともに、姿見の池(西恋ヶ窪一丁目)、新次郎池(東京経済大学内=南町一丁目)、都立殿ヶ谷戸庭園次郎弁天の池(南町二丁目)の各湧水が選ばれています。

雨水浸透ますの構造

雨水浸透ますの構造

用語解説

(注釈1)市の区域内に住む住民だけではなく、市内で働く者、市内の学校等で学ぶ者やNPOの活動などで市内において公益的な活動をする個人も含めた「市民」に加え、市内に土地や建物を所有する者をいいます。
(注釈2)企業・公的機関・財団法人・社会福祉法人・学校法人・医療法人などの営利・非営利を問わず、事業を反復・継続的に行う事業活動や、NPO・地域活動グループ等の公益的活動を行っている団体をいいます。
(注釈3)多摩川が10万年以上かけて武蔵野台地を削り取ってできた段丘で、立川市から大田区へと続く約30キロメートルの崖の連なり。この崖線沿いは、樹林・湧水などの豊かな自然環境に恵まれています。
 

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このページに関するお問い合わせ

建設環境部 緑と公園課 公園緑地担当
電話番号:042-325-0111(内線:352・353・354) ファクス番号:042-324-0160
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