助け合いのきっかけをつくる「ヘルプカード」
障害のある人の中には、自分から「困っています」と伝えることができない人もいます。外見から障害があることがわかりにくい人もいます。
障害のある人に「どう手助けしたらよいかわからない…」や「障害のことがわからない…」、「困っているのでは?と気になるけど…」と思ったことはありませんか?
そうしたとき、「ちょっと手助けしたい人」と「ちょっと手助けしてほしい人」をつなげるツールがヘルプカードです。
東日本大震災で,障害のあるかたがたが苦労した体験などを教訓に生まれました。
ヘルプカードって何?
ヘルプカードとは,障害のある人が困ったときに,周りの人へ手助けや配慮が必要なことを伝えるためのカードです。
障害のある人が,ヘルプカードの中に手助けしてほしい内容を書いて,普段から身につけておき,困ったときなどに提示します。
障害のある人が,ヘルプカードを提示した場合は,記載内容にそって手助けをお願いします。
国分寺市版ヘルプカードの特徴
- カードは、四つ折りで運転免許証サイズです。
- 都内のどこでも使えるように、カード表面のデザインは、都内共通です。
- 手助けしたい人がヘルプカードをみて、手助けしてほしいことや配慮してほしいことがすぐ分かるようなレイアウトです。
- 災害時を意識し、暗い所ではカードの表面が光るようにし、またカードのなかには、災害時の避難場所や災害時要援護者登録制度の登録有無の記載項目を設けています。
カードにはこんなことが書いてあります
カードの中には,障害の内容,困りごと,手助けや配慮してほしいこと,緊急連絡先,医療情報,災害時の避難場所などが記入されています。記載内容は,一人ひとり異なります。
こんなときにみなさんの手助けが必要です~ヘルプカードが役に立ちます~
日常的に…
何か困っているような人を見かけたら…
❤ 「どうしましたか?」とやさしく声をかけてください。
❤ ヘルプカードを持っていたら,記載してある内容にそった手助けをお願いします。
緊急時や災害時に…
パニックや発作などを起こしている人を見かけたら…
❤ 落ち着けるように,まず簡単な短い言葉でやさしく声をかけてください。
❤ ヘルプカードを持っていたら,記載してある内容にそった手助けをお願いします。
安全な場所に避難しなければならないときに,危険を察知していない人や動けない人がいたら…
❤ ゆっくり具体的に状況を伝えてください。緊急時には,安全確保を優先して,ヘルプカードに緊急連絡先の記載があったら,連絡をお願いします。
通常の手段では的確に情報を得ることが困難な人がいます。
❤ 例えば,聴覚障害者には,文字などにより必要な情報を知らせてください。視覚障害者には,読み上げるなど必要な情報を知らせてください。
こんなときにヘルプカードが役に立ちました
- 体調が悪くなり、路上にうずくまっていたときに、通行人がヘルプカードを見つけて緊急連絡先に電話をしてくれました。持っていると自分も家族も安心です。(身体障害の男性)
- 一人で行動していてパニックや発作が起きたとき、周囲の人がヘルプカードに記載された内容にそって手助けをしてくれるので、家族は安心です。(知的障害児の母)
- 何を手助けしたらよいかが、カードに記載されていたので、迷わず手助けができました。(手助けをした人)
添付ファイル
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ヘルプカード(ダウンロード) (PDF 297.3KB)
↑こちらをクリックするとヘルプカードをダウンロードして使用できます。
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このページに関するお問い合わせ
福祉部 障害福祉課 計画係
電話番号:042-325-0111(内線:521) ファクス番号:042-324-6831
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