第7回 石川眞澄委員(民生委員・児童委員協議会西部地区副会長)
恩返しの気持ちで民生委員に 横のつながりで支え合い助け合える、住みやすいまちを目指して

今回は、民生委員・児童委員協議会西部地区副会長で、ボランティアとしてもさまざまな地域福祉の活動に取り組んでいる石川眞澄委員に、お話を伺いました。
活動を始めたきっかけは何ですか
市内へ引っ越しをし、出産後に夫が単身赴任となり、1人での子育てで育児ノイローゼになりかけた時に、民生委員の方に声をかけてもらったことがありました。それをきっかけに、いろいろな方と出会う中で、1人での苦しい子育てが楽しい子育てに変わり、友人もでき、救われたんです。その後、子どもも大きくなり社会福祉協議会のボランティアをしていた際に民生委員の打診を受け、すごく悩みましたが、その時の恩返しができればと思い、活動を始めました。
やってみた感想を教えてください
活動の1つとして熱中症の注意喚起等の個別訪問を行い、その中でさまざまな相談も受けました。顔が見える関係作りができるため、とても重要な取り組みであると考えています。民生委員は、行政をはじめ適切な支援やサービスへのつなぎ役であり、各家庭を温かく見守る役目も担っていますが、世帯が抱える課題が年々複雑化・多様化してきているため、その対応の難しさも感じています。
また、企画・運営をしているサロン・ブルーベリーは、赤ちゃんからお年寄り、認知症の方なども参加し、いつもにぎわっています。時間を忘れておしゃべりを楽しみ、喜んで帰ってもらえると、私たちも嬉しく、あたたかい気持ちが持続するんです。
地域福祉を進める上で大切だと思うことを教えてください
気軽に相談がしづらい方もまだ多くいると思うので、地域の働きかけで自然と相談につながる仕組み作りが大切だと思います。市内には、その地域が抱えるさまざまな課題をすでに把握し、自分たちなりに活動している人たちが多くいます。地域にいる私たちが主体となり、互いにつながり協力し合う関係を築くことができれば、支え合い助け合える、住みやすいまちになっていくのではないかと思います。
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