市議会のしくみ
市議会と市長
地方公共団体である国分寺市には、「議決機関」としての市議会と「執行機関」としての市長等があります。
「議決機関」とは、市長等から提案される条例や予算等を市民全体の代表である議員が十分に審議し、最終的な意思を決定する機関です。市議会がこれにあたります。
「執行機関」とは、市議会の議決に基づき、実際の仕事を行う機関です。市長、教育委員会、選挙管理委員会、農業委員会、監査委員などがこれにあたります。
市議会と市長等は、対等の立場に立って互いに尊重し、議論しながら、市民の福祉の増進を図るため、適切・公正な市政運営に努めています。
市議会の役割
市議会は、市民の皆さんから選挙で選ばれた議員によって構成され、市民に代わってその声を市政に反映するところで、市の意思を決定する議決機関です。
市議会では、市長から提案された条例や予算などの議案や、市民の皆さんから提出された請願・陳情を審議します。
また、市長等の執行機関と対等の立場で市政が適正に運営されているか、幅広い視点でチェックし、市民の要望や意見を行政に反映するため議員自ら議案や意見書を提案します。
市議会議員
市議会は、市民(住民)の直接選挙によって選ばれた議員によって構成されています。
議員定数は、地方自治法により条例で定めることとなっており、国分寺市議会では条例で22人と定めています。
任期は4年で、現在の任期は、令和5年5月1日から令和9年4月30日までとなります。
議長と副議長
議長は、市議会を主宰し、市議会を代表します。議場の秩序を保ち、市議会が円滑に運営されるよう努め、さらに、市議会のさまざまな事務をおさめ、処理します。
副議長は、議長に事故があったり、議長が欠けたときに、議長に代わって職務を行います。
議長、副議長ともに、市議会の本会議で選挙によって議員の中から選ばれます。
会派
会派は、市議会内に結成された議員の同志的集合体です。
国分寺市議会において、会派を結成するには、3人以上の所属議員がいなければなりません。なお、会派を結成しない議員は、無会派としています。
定例会と臨時会
市議会は、年4回(3月・6月・9月・12月)定期的に招集される「定例会」と、突発的事情等により臨時に招集される「臨時会」があります。
定例会・臨時会は、会期が定められ、本会議や委員会を開き、議案や請願・陳情等の審議、審査を行います。
本会議
本会議は、全議員で構成され、議長主宰のもと、議案等の審議を行い、市議会の意思を決定する会議です。
本会議では、議案等の審議のほか、議長等の選挙、議員が市の事務全般を対象に質問を行う一般質問、議員が市長の施政方針や所信表明に対して質問を行う代表質問等が行われます。
委員会
委員会は、市議会の内部組織であり、本会議における審議の予備的審査、調査を行う機関として設置されるものです。
委員会には、大別して、常設の「常任委員会」「議会運営委員会」「代表者会議」、特定の事件を集中的に審査するために設置される「特別委員会」があります。
常任委員会
一定の部門に関する議案や事務の調査、請願・陳情等の審査を行う委員会です。
国分寺市議会には、3つの常任委員会があり、議員はいずれか1つの委員会に所属しています。
- 総務委員会 政策部、総務部、市民生活部、会計管理者、選挙管理委員会、監査委員、農業委員会及び固定資産評価審査委員会の所管に属する事項及び他の所管に属さない事項
- 厚生文教委員会 健康部、福祉部、子ども家庭部、教育委員会の所管に属する事項
- 建設環境委員会 まちづくり部、建設環境部の所管に属する事項
特別委員会
特定の事件を集中的に審査するために設置される委員会です。
国分寺市議会では、予算、決算、一般会計補正予算を審査するために特別委員会をその都度設置します。
上記の特別委員会のほかに現在2つの特別委員会が設置されています。
- 公共施設等総合管理特別委員会 公共施設等の今後の整備や在り方等、総合管理に関する調査及び対策を図る
- 新庁舎建設等特別委員会 新庁舎建設とその運用及び西国分寺駅周辺の整備等に関する調査及び対策を図る
議会運営委員会
議会運営全般について必要な事項の協議、調整と、議会だよりの編集を行う委員会です。
委員会には、委員のほか、議長と副議長が常時出席します。
代表者会議
会派間の意見調整その他議会運営上必要と認める事項について協議、調整を行う会議です。
議長、副議長、会派代表者及び無会派から選出された議員で構成されています。
全員協議会
市政に係る重要事業・事件について協議又は調整する会議です。
全議員で構成されています。
このページに関するお問い合わせ
議会事務局 総務担当
電話番号:042-312-8706 ファクス番号:042-327-1426
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。