学校経営計画・学校評価計画

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ページ番号 1001272  更新日  令和7年10月17日

令和7年度 国分寺市立第四小学校 学校経営計画

 

国分寺市立第四小学校

校長 大 島 晃

1 めざす学校像

 本校は、昭和27年4月に創立し、今年度74年目を迎える。平成16年4月にはオープンスペースを特色とした新校舎での教育活動をスタートした。

 学校の南には、国分寺跡、七重の塔跡などの史跡が広がり、北、東は、都立武蔵国分寺公園と隣接している。また、名水百選の一つ、真姿の池やお鷹の道などがあり、自然に恵まれた所である。

 さらに北徒歩2分圏内に市役所新庁舎(令和7年1月開業)が、市庁舎に隣接して国分寺消防署(令和5年2月開業)が位置しており、市の中心地として今後ますます発展していく所である。

 第四小学校は、これらの地域の特色を生かし、キーコンセプトとして開放(開かれた学校)・共生(共に生きる関係)・交流(文化が混じり合う拠点)を掲げ、保護者や地域の方々とのつながりを一層強めながら、学校・家庭・地域社会が一体となった教育活動を展開する。

1 学校の役割

 学校とは「豊かな人生を送るための基盤を築くところ」である。人はだれでもよりよく生きたい、豊かな
人生を送りたいという願いをもっている。その願いを実現するために学び、そのために努力するところに人
として生きることの意義と価値がある。学びとは、人としてよりよく生きていくために行われるものである。
 義務教育は、よりよく生きていくために必要な素地を身に付ける場である。その素地とは、生きていくう
えで必要となる知性を身に付け、人や社会、自然とかかわる力や徳性を磨き、生活の基盤となる健康な心身
を育てていくことであり、まさに「知徳体」の調和のとれた人間形成を目指すことにある。
 そのために、小学校では、就学前の子どもたちの学びを受け継ぎつつ、学習指導要領に基づいた系統的な
学習を行うとともに、学んだことを確実に中学校へつなげ、より発展させることができるような子どもたち
を育てていかなければならない。

2 国分寺市教育ビジョン(第3次)の実現に向けて
 国分寺市教育委員会では、国分寺市教育ビジョン第2次を「国分寺市教育振興基本計画」に位置付け、令
和2年度に策定した。令和7 年には国分寺市教育ビジョン第3次が策定される予定である。そこでは、国分
寺市教育委員会の教育目標「〇互いの人格を尊重し、思いやりのある心豊かな市民、〇自ら学び考え行動す
る、個性と創造力豊かな市民、〇健康でたくましく、共に生きる市民」を基本理念とし、目指す学びのまち
の姿として「誰もが幸せな未来を描くまち、人と人とがつながるまち、学びが循環するまち 国分寺」を掲
げている。そして、その実現に向けた施策の方向性として、主体的に未来を拓く力の育成、すべての子ども
たちが輝く教育の充実、共につながり、学び続けるまちの創造、文化財の保護と次世代への継承、の4点を
記している。
 また国分寺市では、地域に開かれた学校づくりの推進のためにコミュニティ・スクールを広げている。そ
の中で、小中連携教育の視点を踏まえて学校経営を展開できるよう支援している。これはまさに今後の国分
寺市の教育の基盤となるものであり、本校においても令和6年度より第四中学校と合同でコミュニティ・ス
クール協議会を立ち上げ、教育活動においても一貫した教育を推進することを通して、国分寺市教育ビジョ
ン(第3次)の実現に向けた具体的な取組を行っていく。

3 学校経営のキーワード
 教育基本法第1条には、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要
な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」と教育の目的が記されている。
学校教育においても、この目的は変わらない。
 国の「第4期教育振興基本計画」では、コンセプトに「2040年以降の社会を見据えた持続可能な社会
の創り手の育成」、「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」の2点を据え、今後の教育政策に関する
基本方針として、「グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成」、「誰一人取り残さ
ず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育の推進」、「地域や家庭で共に学び支え合う社
会の実現に向けた教育の推進」、「教育デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」、「計画の実効性
確保のための基盤整備・対話」の5点を挙げている。
 学校においては、これらの方針等を具体化して、教職員だけでなく、子どもに関わるすべての人々が協働
して取り組む必要がある。これらのことを踏まえ、今年度の学校経営のキーワードは「自信と誇り」とする。
その関係は下表のとおりである。

  一人一人の成長 集団としての成長
教育基本法
(教育の目的)
人格の完成を目指す 国家及び社会の形成者の育成
国分寺市 教育理念

自ら学び考え行動する、個性と創造力豊
かな市民

健康でたくましく、→

互いの人格を尊重し、
思いやりのある心豊かな市民
ともに生きる市民
国分寺第四小学校
教育目標
ゆたかな心で じょうぶな子
自らよく考えて やりぬく子
ゆたかな心
みんなで協力しあえる子
学校経営の
キーワード
自信
-自分に強く-
誇り
-人にやさしく-

 現在、子どもたちの自己有用感、自己肯定感は、全国・全都的にみても非常に低い。子どもたちが自信を
もてずに義務教育を修了させることは避けなければならない。義務教育終了後も長い人生が続くことから、
子どもたちには「粘り強く続けたらできるようになった」「できなくてもがんばることが大切」「友達と一緒
に学んだら、より分かるようになった」などの自信をもたせ、次の段階へと送り出したい。また、多様性、
公平・公正、包摂性ある共生社会の実現に向け、他者とかかわり、理解し、尊重できるやさしさと、行動等
のエネルギーとなる誇りを高めたい。また、学校の限界を、子どもたちに対する学校教育の限界にしてはな
らないと経営者として昨今痛切に感じている。コミュニティ・スクールの機能を充実させ、その強みを大い
に発揮できるよう、学校と地域が協働し、子どもたちを育てる体制を一層進めていく。

4 めざす学校像

本校の3つの教育目標の実現に向けて、以下の4つの目指す学校像を掲げる。

1 人間(人権)尊重の精神に根ざし「心が響き合う」学校
 人権教育の充実を図り、受容と共感の心を大切にし、互いを尊重し、思いを寄せ、共響し合う心
豊かな児童を育てていく。


2 確かな学びを求めて「学ぶ喜びがあふれる」学校
 学校は、学びの場所である。各教科等の基礎・基本の確実な定着を図るとともに、児童一人ひと
りのもつ資質や能力、可能性を最大限に引き出し、個の学びと集団の学びをより確かなものとして、
自立を支援し、学ぶ意欲にあふれた児童を育てていく。


3 自主性を発揮し、互いに力を合わせ「力がみなぎる」学校
 自ら目標に向かって懸命に努力し、互いに補完し合って、何事にも夢中になって取り組む児童を
育てていく。


4 学校を愛し、地域を愛し「互いに結ばれている」学校
 四小を愛し、この地域が大好きと心から言える児童を育てていく。人の心の温かさを自然に感じ
取れると互いに結ばれているという思いが生まれ、安心して過ごすことができる。コミュニティ・
スクール協議会と連携し、学校内においても地域においても、互いに結ばれている実感をたくさん
味わわせ、「国分寺学」を通して国分寺や四小を愛する児童を育てていく。

2 学校の教育目標

 日本国憲法・教育基本法にのっとり、人間尊重の精神を基調として、児童一人ひとりの個性・能力の伸長と基礎学力の充実を図り、共に学び、互いに助け合う、心豊かでたくましい四小の子の育成を目指すために、以下の目標を掲げる。

 「ゆたかな心で じょうぶな子」 

 「自らよく考えて やりぬく子」 

〇 「みんなで 協力しあえる子」

 (注釈)令和7年度は、「自らよく考えて やりぬく子」の育成に重点をおく
 

3 求められる教職員像 ~自信と誇りをもった教職員~

○ 自らを高めるとともに、互いに高め合う教職員(授業力、指導力、ボトムアップの意識の向上)

○ 自らの教育論をもち、児童の育ちを語れる教職員(教育哲学)

○ 確かな人権意識をもつ教職員(受容・寛容・共感・承認・称賛)

○ 経営参画意識をもつ教職員(企画力・創造力・調整力・組織人)

○ 教育公務員としての自覚をもつ教職員(法令遵守、服務の厳正)

○ 学校・地域を愛せる教職員(我が四小、郷土国分寺)

 

4 中期的目標と方策

1 豊かな人間性を育成します

(1)人権教育の充実

 ・ 全教育活動を通して、いじめ防止教育の充実に努め、命を大切にし、互いの人権を尊重し合う態度を育てる。

(2)道徳教育の充実

 ・人間尊重の精神を基に、思いやりや公正、公平、社会正義など、生きる上での基盤となる道徳性を育む。

 ・教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実を図るとともに、「特別の教科 道徳」の内容に基づき、「考え、議論する道徳」を軸に創意工夫ある道徳授業を展開し、確かな道徳性を育む教育を推進する。

(3)生活指導の充実

 ・ 基本的な生活習慣の確立を図り、自分自身で自他の安全に配慮して行動しようとする態度を育てる。

(4)体験的活動、表現や鑑賞活動の充実

 ・ 地域を活用した社会体験や自然体験活動の充実を図り、「国分寺学」の充実を通して社会貢献の精神や自然を愛し大切にする心を育てる。

 ・身体表現、言語による表現、芸術表現や鑑賞、文化的行事の充実を図り、創造性を育む。

 

2 確かな学力を定着させます

(1)基礎的・基本的事項の徹底を図る

 ・ 年間指導計画及び評価計画に基づき、指導と評価の一体化を図る指導を充実させる。

 ・ 児童に「分かる、できる、使える」を実感させ、きめ細かく根気強く基礎学力の定着を図る。

(2)誰一人取り残さない指導方法を探究し授業改善に取り組む

 ・授業力の向上を図るため、個々の教員が自らの授業を振り返り、授業改善推進プランを作成する。

 ・「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業の改善につなげる。各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせた学習を推進する。

 ・「自由進度学習」に全教員が挑戦し、児童個々の主体的な学びを支援する伴走者としての能力を高める。

 ・外国語教育の充実を図り、外国語で多様な人々とコミュニケーションを図るための素地・基礎を培う。

(3)生活科や総合的な学習の時間などを通して、「国分寺学」に取り組む

 ・地域に親しみ、地域に学び、地域を考え、地域に貢献する「国分寺学」を総合的な学習の時間等に位置付け、地域に根差した教育活動の充実に取り組む。

 ・コミュニティ・スクール協議会との連携を深め、地域教材や地域の人材を積極的に活用し、体験的活動を多く取り入れた学習を工夫する。

 ・探究的な学習を軸とし、各教科で育成された見方・考え方を総合的に活用する学習とする。

(4)読書活動・プログラミング教育の推進

 ・ 都立多摩図書館等を活用して、読書活動や調べ学習の充実を図る。

 ・ 朝読書の時間や読書旬間を設け、読書の質、量の充実と読書の習慣化を図る。

 ・基礎的なプログラミング的思考を身に付ける学習を児童の発達段階を踏まえ、各教科の学習に取り入れる。

 ・GIGAスクール構想が実現に向けて、1人1台のタブレットの効果的な活用方法について研究し児童が日常的に活用できる授業スタイルを確立する。

3 たくましい心身を育成します

(1)健康教育の積極的な推進を図る。

 ・ 食育教育を充実し、食と健康への関心を高める。

(2)体育活動の日常的実践を推進する。

 ・ めあてをもち、すすんで運動に親しみ体を鍛えようとする意欲や態度を育てる。

(3)安全教育の推進を図る。

 ・ 自他の安全に目を向け、自ら危機を回避し、行動できる資質や能力を育む。

 

4 特色ある教育活動を充実します

〇四小人権の日及び人権週間の活動を通して、人権感覚を育成する。

〇「国分寺学」として、史跡等の地域環境や地域人材を活用した系統的な授業を推進する。

〇特別支援学級設置校として、通常の学級との交流及び共同学習を展開し児童相互の理解を深める。

〇特別支援教育の推進を図る。

 ・特別支援教育コーディネーターを中心とした校内委員会を機能させ、校内の特別支援学級や特別支援教室、サポート教室、関係諸機関と連携しながら特別支援教育を推進し、適切な指導や支援を行う。

〇 オープンスペースを活用した学年経営を推進する。

〇 校内学級園、校外学級園、地域の自然を活用した環境教育を積極的に展開する。

〇学校図書館を充実させ、日常の学習での活用と併せて豊かな心の醸成を図る。

 

5 コミュニティ・スクール協議会を核に、家庭・地域との連携及び協働を推進します

〇 子どもたちの義務教育9年間を共に見守り・育むための地域との協働を一層推進していく。

〇 社会に開かれた教育課程の実現に向けて、地域に積極的に学校情報を提供し、何をどのように学び、どのような資質・能力を身に付けさせるのか等を明確に共有して、教育を達成していく。

〇 家庭・地域と互いに手を携えた安全管理の徹底を図る。

 

5 令和7年度の取組目標と方策

児童が未来社会を切り拓いていくために

(1)未来に通用する「生きる力」の育成 (2)学校文化と社会の還流 を推進する

1 教育活動の目標と方策

1 豊かな人間性の育成 重点「返事・あいさつ・後始末」と「四小スタンダード」の徹底

(1)人権教育の充実

 ・「国分寺市すべての人を大切にするまち宣言」を踏まえ、第四小学校「いじめ防止基本方針」に基づき、いじめや仲間はずれのない帰属意識がもてる温かい学校づくりを進めるとともに、不登校児童及び不登校傾向にある児童に対しても組織的にきめ細かく対応し、誰一人取り残すことのない学校教育の実現に努める。特に関係機関との連携を迅速且つ積極的に図る。

 ・言語環境を整え、正しい言葉遣いやマナーを身に付けさせる指導を徹底する。

(2)生活指導の充実

 ・「返事、あいさつ、後始末」の指導を徹底し、礼節を身に付けさせる。

 ・児童理解に努め、児童のよさを見付け伸ばす教育を実践する。

 ・学校生活のきまりや基本的行動様式をまとめた、「四小スタンダード」(改訂版)及び義務教育9年間を見通した「四中ブロックスタンダード」に基づき、全学年で共通した指導を徹底する。

 ・基本的な生活習慣の定着や規範意識の育成を図る。

 ・環境整備、清掃、美化活動を充実させ、教育環境の向上に努める。

(3)特別支援教育の充実

 ・特別支援教育コーディネーターを中心に校内委員会の有効活用を図る。

 ・多様性を重視し、特別支援学級(双葉・さつき学級)に在籍する児童や通常学級に在籍している特別な支援を要する児童について、SCやSSW、関係諸機関と連携しながら適切な指導や支援を行う。

 ・教職員の特別支援教育研修会を年間3回実施し、特別支援教育についての理解と知識の向上を図る。

 ・特別支援教室の適切な運営を図り、連携・協働体制を確立する。

(4)道徳教育の充実

 ・道徳教育の全体計画、道徳科の年間指導計画に基づき、適切かつ確実に実施する。
 ・道徳科授業においては、教科書を主とし、東京都道徳教育教材集や「私たちの道徳」、副読本を効果的に活用するとともに、「考える道徳」「議論する道徳」の更なる推進に努め指導の充実を図る。

 ・各教科等、教育活動全体を通して、人間関係を構築する力(コミュニケーション力、折り合いを付けるなどの調整力)を培うなかで、多様性の理解を深め、認め合い、思いやる心を醸成する。
 ・道徳授業地区公開講座では、全学級の道徳授業公開を行い、保護者、地域の方々と共に、心の教育について考え合う機会を設定し、家庭と連携した道徳教育の充実を図る。

2 確かな学力の育成 重点「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実

(1)基礎的・基本的事項の確実な定着を図る 

 ・授業のねらいと振り返りを全授業で行い、児童一人ひとりが「わかる、できる、つかえる」ことを実感できる授業を実践し、児童の自己肯定感を育てる。

 ・授業のねらいを明確にし、一人ひとり人の児童に基礎、基本を確実に身に付けさせるために「週の指導計画」を事前に作成、提出する。実施後には一週間の指導を振り返り、改善点を記入し、次週の指導に生かす。

 ・一人ひとりの児童の習熟度を的確に把握し、「個別最適な学び」を念頭に、学び残しやつまづき等の解消に向けた補充的な指導をICTの活用も含めて積極的に図り、確かな学力を身に付けさせる。

(2)自ら学び、自ら考え、最後までやり抜く活動を日常化する

 ・「協働的な学び」と「タブレットの効果的活用」を視点として授業の改善に取り組む。

 ・小中学校9年間の学習の系統性を生かした授業の改善に取り組む。

 ・教育活動全体で探究的、問題解決的な学習活動を重視する。

 ・「自由進度学習」に全教員が挑戦し、児童の主体的な学びを支援する伴走者としての能力を高める。

(3)コミュニケーション能力・情報活用能力の育成

 ・高学年は教科としての外国語(活動型+読むこと・書くこと)を行い、コミュニケーションを図る基礎となる資質、能力を育成する。

 ・中学年、低学年において、ALTや学級担任の役割を明確にし、英語との出合いを大切にした授業を通してコミュニケーションの素地を育成する。

 ・学習活動においてICTを積極的、効果的に活用し、情報活用の基礎及び実践力、ルールや科学的な理解を図る。また、プログラミング教育を積極的に(第5、6学年は必修)導入する。

 ・タブレットの活用については、市が示した系統表に準拠し、発達段階に応じた活用を推進しながら、児童自らが主体的に判断して活用していけるよう研究する。

 3 たくましい心身の育成 重点「遊ぶ・かかわる・高める」

(1)体育指導の充実

 ・体力テスト等の結果を基に、体づくりに向けた体育学習の改善・充実に取り組み、すすんで運動に親しむ児童の育成を目指す。

 ・体育の授業の充実はもとより、休み時間や長期休業日中もめあてをもって運動に取り組ませ、自ら体を鍛えようとする態度を養う。

 ・縄跳びの活動を充実させ、年間を通して取り組むことにより体力と運動に対する意欲の向上を図る。

 ・児童が意欲的に自己の運動の技能を高めたり、友達と共に高め合ったりしていけるように、体育の授業や体育的行事等においては、より一層、環境や仕組み、指導方法等を工夫する。

 ・指導方法や使用器具等の環境について、発達段階を踏まえた系統性が担保されているか、安全面・技能向上面の両面から確認する。

(2)食育を計画的に実施し、食への関心を高める。

 ・給食指導や会食会等を通して、食や健康への関心をもち、よりよい生活を送ろうとする態度を育てる。

 ・食育リーダーや栄養士による授業を通して、各栄養素の働きやバランス、アレルギー等についても正しい理解を深める。

4 特色ある教育活動の充実 重点「地域に親しみ、地域に学び、地域を考え、地域に貢献する 国分寺学」

(1)いじめの未然防止に向けた取組や四小人権の日及び人権週間の活動等を通して、自分のよさを発見し、 互いに認め合い、励まし合い、よりよい生活しようとする態度を育てる。

(2)「国分寺学」として、コミュニティ・スクール協議会の協力を得ながら、史跡等の地域環境や地域人材を活用した地域に親しみ、地域に学び、地域に貢献する授業を一層推進する。

(3)障害について学ぶ特別授業、交流及び共同学習の充実、共感、共生を学ぶ機会を多くもち、学校全体で多様性の理解を深める教育を広げ深めていく。

(4)オープンスペースを活用した授業を積極的に展開し、学級から学年への意識を高め、自他を受け入れ、配慮しようとする児童を育てていく。

(5)学校・学級園の整備、地域の自然や都立公園等の活用、節電、節水等の体験活動を通して、地球温暖化防止等、環境教育を積極的に展開する。

(6)第四中学校との小中連携教育を継続し、学習面及び生活面でのなだらかな接続に努めるとともに、コミュニティ・スクール協議会と共に、共通学区として豊かな教育環境の構築を進める。

(7)国分寺市役所や国分寺消防署の開業に伴い、市の中心として発展していく近隣施設との連携を図る。

(8)「キャリア・パスポート」の有効活用を図り、児童自身の将来に対する夢や希望を育てていく。

2 重点目標と方策

1 豊かな人間性の育成

(1)国分寺市「すべての人を大切にするまち宣言」を基盤とし、すべての人の尊厳を守る意識を醸成する。

(2)「返事・あいさつ・後始末」を合言葉に、生活指導を徹底する。また、全校の共通した指導の基準となる「四小生活スタンダード」を改訂し、指導の充実を図る。

(3)第四小学校「いじめ防止基本方針」にのっとり、年間を通じていじめ防止教育を徹底し、いじめの兆候を見逃さず、一人ひとりの児童理解に基づいた指導の充実を図る。全児童対象に、いじめに関するアンケートを年3回実施し、実態把握を行い、その結果に基づき迅速な対応を行う。

(4)3学期に「四小人権週間」を設け、全学級で人権課題に関する授業を実施する。

(5)道徳科授業における「考える道徳」「議論する道徳」の更なる推進、道徳授業地区公開講座における全学級の道徳科の授業公開及び心の教育に関わる課題を家庭や地域と共有する講座を設定する。

(6)身体表現、言語による表現、芸術表現や鑑賞、文化的行事の充実を図り、創造性を育む。


2 確かな学力の定着

(1)「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実に努め、学力向上を図る。

(2)「自由進度学習」を実施する中で、児童の自己調整力や主体的に学ぶ力の育成を図る。

(3)外国語教育については、外国語科として高学年で年間70 時間、外国語活動として中学年で35 時間、低学年で10 時間の授業を実施する。また、TGG やイングリッシュ・ウイークなどの外部機関等とタイアップした英語活動の機会を最大限に活用する。さらに、英語専科教員、ALT を中心とした指導ネットワークを充実させ、学級担任による指導の向上も図る。

(4)算数科習熟度別指導を第3学年から毎週5時間実施し、基礎学力の確実な定着や発展的な学習の充実を図る。

(5)「四小学習スタンダード」を標準とし、家庭学習の充実を図る。

(6)全ての時間で「めあて」と「振り返り」のある授業を実施し、学びを実感できるようにする。

(7)朝の学習タイム(5分)や夏季休業日等に補充指導を実施し、基礎・基本の徹底を図る。

(8)市の示した情報活用能力育成のための系統表を基に、タブレットの効果的活用による授業改善を進め、「個別最適な学び」及び「協働的な学び」の充実を図る。

(9)プログラミング教育を取り入れた授業実践を第5、6学年は必修、その他の学年は試験的に進める。

(10)第3~6学年の全学級で、教科等の交換授業を実施し、教科担任制への基盤づくりを行う。
 

3 たくましい心身の育成

(1)「遊ぶ、かかわる、高める」を合言葉に、自ら体力を高める児童の育成に取り組む。

(2)児童が意欲的に自己の運動の技能を高めたり、友達と共に高め合ったりしていけるように、体育の授業や体育的行事等においては、より一層、環境や仕組み、指導方法等を工夫する。

(3)なわとび旬間などの取り組み、体育授業の充実や、日常的に運動に親しむことのできる環境を整え、児童の体力向上を図る。


4 特色ある教育活動の充実  

(1)国分寺市教育委員会研究協力校として「四小国分寺学」を推進し、児童の伝える力の向上を図る。

(2)「地域に親しみ、地域に学び、地域を考え、地域に貢献する 四小国分寺学」として、発達段階に即した系統的な学習の更なる充実に努める。

(3)全学年で計画的に都立多摩図書館を活用し、読書活動の一層の充実を図る。

(4)義務教育9年間を見通した「四中ブロックスタンダード」を学校・保護者・地域で共有する。

(5)国分寺市消防署と連携し、防災安全教育の充実を図る。

(6)学校公開日(土曜日)に学校・保護者・地域の三者共同による防災訓練を実施する。

 

5 学校運営・組織体制

(1)校長、副校長、主幹教諭、指導教諭、主任教諭等の職層としての役割と責任を自覚し、組織として効果的に機能させ、全教職員が活力にあふれ、協力体制を備えた組織を構築する。

(2)年3回以上、服務事故防止研修を実施し、服務規律の徹底を図り、服務事故0とする。

(3)事案決定手続きに基づき、市教委への報告書、保護者・地域への文書、職員会議等への提出文書等の事前決裁を徹底するなど、組織的対応を徹底する。

(4)教育活動に関する学校からの情報発信を一層強化する。

 ・学校だより・・・月1回~2回(学年からの連絡を含む)メールにて配信 学級だより・・・適宜 CSだより・・・学期1回

 ・四小ブログ・・・週1回~2回 一斉メール・・・適宜

 ・一斉メール・・・適宜

(5)学校改善のために保護者、地域関係者、コミュニティ・スクール協議会による学校評価を実施する。

 ・保護者アンケート・・・12月に実施し、提出率90%以上を目指す。

 ・コミュニティ・スクール協議会による学校評価(年2回)

(6)学校主催の行事等でアンケート調査を実施し、改善に生かす。

 ・行事終了後、アンケート調査を実施する。回収率60%、満足度90%以上を目指す。

(7)最小経費で最大の効果を上げる予算の効率的執行、物品の有効活用、私費会計の適正運用に努める。

(8)児童数増加に伴い、校内での生活ルールを見直し、児童の安全な学校生活を適切に保つ。

 (9)月勤務時間外労働時間を45時間以内にすることを目標とし、ライフワークバランスを推進する。

(10)新庁舎開業に伴う十分な安全対策、および授業への影響を最小限とするため市と連携する。

(11)給食調理業務委託業者と連携し、安心・安全な給食を継続する。

(12)教育相談体制の改善を図り、児童・家庭・学級等にとって必要な支援を組織的に検討・構築する。

(13)新教育系システム導入を最大限に生かし、校務の合理化・効率化・正確化を図り、働き方改革を推進するとともに服務事故防止にもいかす。

(14)経営支援部を設置し、校務の精選・効率化・分散化を促進して、職務の軽減を図る。

(15)職員会議の効率化を図り、教員が授業準備をする時間を確保する。

(16)コミュニティ・スクール協議会と共に「地域学校協働本部」の設置及び活動への支援を進める。

令和7年度 学校評価

第四小学校いじめ防止基本方針

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このページに関するお問い合わせ

第四小学校
電話番号:042-322-0044 ファクス番号:042-325-4473
〒185-0023  国分寺市西元町1-8-1