空き家(地)を管理する際のポイント
空き家(地)を管理する際のポイント
- 雑草の繁茂対策
市内の空き家、空き地の管理に関する問題で最も多いのが雑草の繁茂です。
一度除草をおこなっても、次の年には再度繁茂するケースが散見されます。
除草をおこなった後に防草シートを活用すると再発防止に役立ちます。
- 樹木の越境対策
樹木が敷地を越境すると交通の妨げになる、隣家に葉や実を落とすなど、近隣に悪影響を与えます。
そのため特に越境にはご注意ください。
- 定期的な管理
人が住まなくなった家屋は、換気が悪くなり、害虫や害獣も住み着きやすくなり、劣化を早めます。
大切な資産である家屋を守るためにも定期的に家屋の様子を見ることをお勧めします。
また定期的に様子を見に行くことで、雑草や樹木の繁茂具合も確認できます。
雑草や樹木は予想を上回る早さで繁茂します。
定期的な見回りサービスを実施している事業者もありますので、活用もご検討ください。
空き家(地)を放置することのリスク
- 大きな事故につながる
例えば屋根や外壁が落下、崩れるなどして通行人にケガをさせる。越境している枝木が子どもの目に当たりケガをさせるなど、大きな事故につながる可能性があります。また車や隣の家屋に損害を与える可能性も考えられます。
結果として損害賠償責任を問われる可能性があります。
- 周辺への悪影響
空き家で最も悪影響を受けるのは、近隣住民です。
落ちた葉が近隣に散らばる、雨樋に葉が落ち詰まらせる、害虫を誘引する、ハクビシンなどの害獣が住みつき近隣に糞尿の被害が出るなど、周辺へ悪影響を与えます。
また周辺に悪影響を与えるだけでなく、空き家を放置するとご自身の大切な資産である家屋の劣化を早めてしまいます。
- 固定資産税が大幅に上がる可能性
空き家の管理状態が著しく悪く、保安上危険な場合や衛生上有害な場合、市により「特定空き家」に認定される場合があります。
特定空き家に認定された後、指導を受け、さらにその後勧告を受けると、住宅用地の特例が受けられなくなります。
結果として固定資産税が大幅に上がる可能性があります。
空き家(地)となるのを防ぐためには
- 不動産の権利関係を整理しておく。
相続が発生しても不動産の登記を行わないケースが多く見受けられます。
そのため、お亡くなりになった方の名義のままになっていることがあります。
その状態で更に相続が発生してしまうと、関係者が増え、トラブルが発生しやすくなります。
現在の家屋や土地の名義は誰になっているか把握されていますか。
家屋や土地の売買等をスムーズに行うためにも、不動産の権利関係は整理しておくことをお勧めします。
- 「もしも」の時に備えておく。
例えば今一人でお住まいになっている方が施設に入所された場合、施設入所後にその家屋は空き家になってしまいます。
所有者が空き家を管理できなくなった際に、どなたが管理をするか決めていますか。
ご関係する方がお元気な内に、家を誰がどのようにするか決めておくことをお勧めします。
国分寺市では終活支援冊子「マイエンディングノート」を無料で市主要施設(図書館や公民館等)で配布しています。
大切な資産であるご自宅についての今後を考えるきっかけにご活用ください。
空き家(地)所有者が使える制度など
以下のページでは、
- 空き家(地)所有者が使える制度
- お困りごと別の相談先の参考情報
を紹介しています。
このページに関するお問い合わせ
まちづくり部 まちづくり推進課 住宅対策担当
電話番号:042-325-0111(内線:453) ファクス番号:042-324-0160
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