令和3年度健全化判断比率

令和3年度健全化判断比率を公表します

本市は早期健全化基準の範囲内

　地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、財政健全化にかかる各指標を、監査委員の審査を経て議会に報告し、公表することが義務付けられています。

　令和3年度決算における健全化判断比率は、昨年同様に4つの指標すべてで早期健全化基準の範囲内でした。しかし、算定された各比率は、あくまで法律上、全国統一の基準で地方自治体の健全度を測る財政指標の1つであり、財政の早期健全化や再生の観点から、市の財政の実態を明らかにするためのルールにすぎず、早期健全化基準を下回れば財政運営上問題がないということではありません。

　臨時的な支出にどれだけ柔軟に対応できるかという指標である経常収支比率は、94.3％と前年度と比較して0.9ポイント悪化しました。多摩26市の中では、上位から25番目（26市平均＝88.7％）の数値となりました。適正水準は70～80％台とされているため、財政が依然として硬直傾向にあることを表しています。

　普通会計の市民1人当たりの市債現在高は16万4,000円で、前年度より7,000円上がりましたが、多摩26市平均19万5,000円よりも低い水準となりました。全会計の市民1人当たりの市債現在高は20万6,000円で、前年度より2,000円上がりました。

　市の貯金である基金残高は前年度と比較して増加し、普通会計の市民1人当たりの基金残高は10万2,000円で、26市中7番目の数値となりました。

　健全化判断比率や経常収支比率などの数値だけでは、自治体の正確な状況を把握することはできませんが、改善に向けて適切な財政運営に取り組んでいきます。

• 令和3年度健全化判断比率 （PDF 248.0KB）