陳情第5-4号 国分寺市の中学校で全員が食べられる給食を求める陳情

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ページ番号 1031329  更新日  令和5年12月5日

陳情第5-4号

 

国分寺市の中学校で全員が食べられる給食を求める陳情

 

受理年月日 令和5年11月8日

 

陳情の要旨

国分寺市の小学校では、地場野菜も取り入れた、おいしい温かい全員給食が提供され、子どもの体の成長はもちろん、地元を愛する心や友達と食べる思い出づくり、どんな人が作ってどのように流通するのかなど社会の仕組みも実感を持って学ぶことができ、自慢の給食が提供されていると言えます。

一方、中学校では「選択制弁当方式」で、適温での給食の提供ができていません。せっかくの地場野菜も、一度市外の食品工場に運び、衛生上の都合で「冷まされて」戻ってきます。その現実の落差に愕然とする子どもたちの声も少なくありません。

何より問題なのは、アレルギーや宗教、思想上の理由や、場合によっては経済的事情により「選んだ人しか食べられない」「お弁当給食を食べる選択肢がない」子どもたちがいることです。義務教育において給食が提供される条件にない子どもたちがいることの不平等について、私たちは深く憂慮します。

また、東京都の「令和3年度東京都における学校給食の実態」によりますと、国分寺市では、中学校での食育の報告は給食の時間以外なく、学科と結びついての教育の機会も剥奪されているのが現状です。全員が食べられる教材としての給食がないことが原因ではないでしょうか。

令和5年11月現在、都内で「冷まされた給食」の継続が決まっている自治体は、国分寺市と東久留米市しかありません。給食の提供には調理場や調理員の確保、配送・配膳の導線の確保など、様々な課題はありますが、ほかの23区、24市は多くの課題を越えて、温かい全員給食の実施が済み、もしくは実施を決定しています。

給食を、単に食べる人の利益という視点だけではなく、青少年の健全な育成、雇用の確保、防災や健康なまちづくりなど、持続可能な計画を立て、税金の使い道として筋道が通れば、市民の納得と合意が得られないはずがありません。

これらを踏まえ、以下を求めます。

 

陳情事項

1 国分寺市で、アレルギーや諸事情を持つ子どもたちも含めて、全員が食べられる中学校給食を実施してください。

2 中学校給食の提供方式については、予算や立地条件、食育の観点など、あらゆる面で比較検討し、公平性・客観性を担保した上で、当事者も参加しての研究会、協議会等を設置して決定してください。

 

このページに関するお問い合わせ

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