新庁舎環境配慮への取組み
環境への配慮や省エネへの取組
- 国分寺市役所新庁舎はゼロカーボンシティの実現に向け、再生可能エネルギーの積極的な利用や高効率機器の採用、建物環境性能の客観的な評価指標(ZEB Ready 、CASBEE Sランク)の取得等、計画段階から施工時まで環境負荷低減に配慮し建設しました。
- 本ページでは具体的な環境への配慮や省エネへの取組内容について紹介いたします。
環境配慮項目
建築関係
- 外壁の断熱(ロックウール吹付・ウレタン系現場発泡断熱材吹付)
- 屋上の断熱(押出法ポリスチレンフォーム)
- 外壁開口部の断熱(Low-E複層ガラス)
- 日射抑制(庇・ルーバー)
機械関係
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高効率空調機(全熱交換器組込コンパクト型)
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VAV空調システム(各ゾーンのサーモスタット制御)
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外気導入制御(駐車場CO2・COセンサー)
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熱源の適正化(空冷ヒートポンプチラー)
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自然換気システム(室内・外部条件の測定による自然換気の有効・無効の判別)
電気関係
- 人感センサー(執務室等の在不在制御・階段・トイレ)
- スケジュール管理(点灯・消灯制御)
- LED照明(照明器具全般)
- スイッチ回路の細分化(スイッチ回路の細分化による間引き点灯)
- トップランナー変圧器(トランス)
自然エネルギーの活用
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太陽光発電(168kW)
390W×432枚、PCS100×2台、PCS(蓄電池ハイブリッド型)19kW×1台
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雨水利用(トイレ、外構の散水系統)
太陽光発電設備について
- 屋上に168kWの容量の太陽光発電設備を設置しました。ここで発電された電力を庁舎で活用することで環境負荷の低減に努めます。
(注釈)168kWは、5月の晴天の閉庁日に、駐車場、売店など庁舎の基本的な運営に必要な電力をおおむね賄える程度の容量と試算しています。 - 電力インフラ途絶時にも太陽光発電電力を有効に活用できる計画とし、災害時のエネルギーバックアップの強化を図っています。
- 発電量を計測し、エントランスロビーのモニターに表示し、見える化しています。
- 蓄電池を備え、災害時の拠点施設としての機能強化を図るとともに、平常時は太陽光で発電した電力を夜間使用し、省エネルギー化にも効果を発揮します。
取組の成果
ZEB Readyの認証取得
- 国分寺市新庁舎は、標準的な建物の一次エネルギー消費量から、一次エネルギー消費量を62%削減し、ZEB Ready(ゼブレディ)認証を取得しました。
- ZEB(ゼブ)とは、Net Zero Energy Buildingの略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
CASBEE Sランクの認証取得
- 国分寺市新庁舎は、外部への環境負荷を最小限に抑え建物内部の環境品質を高めた建築と評価され、CASBEE(キャスビー)最高ランクのSランクを取得しました。
- CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境性能を評価し格付けする手法です。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内環境の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムです。
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政策部 公共施設マネジメント課
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