姿見の池アメリカザリガニ捕獲大作戦(開催後記)

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ページ番号 1017575  更新日  令和7年10月28日

姿見の池では生きものの捕獲行為を禁止しています。
本イベントは外来種駆除のため特別に許可をとって行なっています。


姿見の池アメリカザリガニ捕獲大作戦を実施しました

外来生物、アメリカザリガニを捕獲!

ザリガニ

令和7年9月27日(土曜日)、小学生向けイベントとして「姿見の池アメリカザリガニ捕獲大作戦」を開催しました。

週間天気では雨の可能性も出ていましたが、幸い雨は降らず、雲間に日差しが注ぐちょうどよい天候となりました。
会場には親子15組29人が集まり、子どもはもちろん、大人も捕獲作業に熱中して取り組みました。

 

捕獲作業の前には、環境アドバイザーの林鷹央さんから、アメリカザリガニの生態や、なぜ外来種対策が必要なのか、姿見の池などを住みかとする在来種などについてレクチャーが行われました。参加者たちは、アメリカザリガニが生態系に与える影響や、在来種を守るための方法について真剣に耳を傾けていました。

水辺の生きものの生態系と外来種の脅威についてお話しする林先生(環境アドバイザー)

夢中になって捕獲作業をする参加者たち

捕獲作業は市が用意した釣竿と、各自持参した網・バケツなどで行いました。茂みや橋の下などのザリガニが隠れやすい場所や、水流が緩やかな場所などを狙って釣り糸を垂らし、ザリガニがやってくるのをじっと待ちます。時間がかかった分、釣れたときの喜びはひとしおです。

捕獲作業後は、ザリガニの大きさを測ったり、オス・メスの違いを観察したりしながら、みんなで協力し合って作業を進めました。

今回のイベントでは、合計24匹(市捕獲含む)のアメリカザリガニを捕獲できました。
例年と比べ、捕獲数が少なく、アメリカザリガニの個体数が減っているようです。それも要因の一つとなっているのか、在来種であるサワガニ、ヌマエビ、シマアメンボなどもよく見られました。

参加者からは「アメリカザリガニが増えた理由が分かった」「初めての体験を子どもと一緒にできてよかった」といった感想が寄せられ、楽しみながら生物多様性について学べる機会となりました。

捕獲したアメリカザリガニを観察する子どもたち

姿見の池接続水域で確認された生きもの(左からシマアメンボ、アメリカザリガニ、サワガニ)

たい肥の写真

 

捕獲したアメリカザリガニは最期まで責任をもって育てられる人のみ持ち帰り、それ以外は市で冷凍処分を行い、堆肥化しました。

外来生物アメリカザリガニ

環境省_衝撃!アメザリ ビフォーアフター

アメリカザリガニは条件付き特定外来生物に指定されています。

海外から持ち込まれたアメリカザリガニは、水草や在来種を切ったり捕食したりして在来種の生態や池の景観に大きな影響を与えています。

外来種クイズ

次のうち、外来種はどれでしょう?

アメリカザリガニ捕獲大作戦イベントの参加者の方々にも回答いただいた、外来種クイズです。

あなたはいくつ分かるかな?

(注釈)外来種とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によってほかの地域から入ってきた生物のことです。

1セイタカアワダチソウ 2カイツブリ 3と4ツルニチニチソウ 5トウネズミモチ 6モズ 7ヤマサナエ 8アカボシゴマダラ 9ヤナギハムシ

正解は添付ファイル「クイズのこたえ」を見てね

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このページに関するお問い合わせ

まちづくり部 環境経営課 環境経営担当
電話番号:042-312-8663 ファクス番号:042-325-1380
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