小児の肺炎球菌
令和6年4月1日より、15価ワクチンが定期接種となります
令和6年4月1日より、小児の肺炎球菌の定期接種が現行の13価ワクチンから15価ワクチンに切り替えられます。より多くの種類の肺炎球菌に対して予防効果が期待できるようになります。13価ワクチンで接種を開始した方も、令和6年4月1日以降は原則15価ワクチンで接種を受けてください。接種スケジュールは、13価ワクチンと変わりありません。
肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつです。この菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎等の病気を起こします。致命率や後遺症(水頭症、難聴、精神発達遅滞等)の頻度は、Hib(ヒブ)による髄膜炎より高く、予後不良とされています。
現在は、ワクチンが普及し、肺炎球菌性髄膜炎等の侵襲性感染症は激減しました。
定期予防接種の方法
種類 | 接種対象年齢 | 接種回数 | 接種方法 | 接種間隔 | |
---|---|---|---|---|---|
小児の肺炎球菌(沈降15価肺炎球菌結合型ワクチンまたは沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン) |
生後2か月~5歳未満(標準的には初回1回目:生後2か月~7か月未満) |
初回 3回 |
皮下または筋肉内 (注釈)筋肉内は15価ワクチンのみ可能 |
27日以上(2歳未満で完了) |
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追加 1回 |
初回終了後60日以上で1歳以降(標準的には1歳3か月未満) |
初回1回目を7か月未満で接種できなかった方は、接種回数が異なりますので、以下をご参照ください。
■接種開始が生後7か月~1歳未満の場合は、初回2回(27日以上の間隔で2歳未満で完了)追加1回(初回接種後60日以上の間隔で1歳以降)で接種。
■接種開始が1~2歳未満の場合は、60日以上の間隔で2回接種。
■接種開始が2~5歳未満の場合は、1回接種。
予診票
令和6年4月1日以降は原則として15価ワクチンでの接種となります。令和6年2月以降生まれの方には、生まれた月の翌月下旬に予防接種予診票つづり(予防接種手帳)で15価ワクチンの予診票を郵送していますので、そちらをご使用ください。
令和6年1月以前生まれの方で、市内医療機関で接種する場合は、郵送済みの13価ワクチン予診票は使用せず、医療機関備え付けの15価ワクチン予診票を使用してください。現在お持ちの13価ワクチン予診票は、破棄をお願いします。市外医療機関で接種する場合は、15価ワクチン予診票の発行申請が必要ですので、健康推進課窓口に母子健康手帳をもってお越しいただくか、郵送希望の場合は健康推進課までお問い合わせください。
ワクチンの副反応
副反応として、紅斑、腫脹(はれ)、発熱がみられることがありますが、通常は数日でおさまります。
このページに関するお問い合わせ
健康部 健康推進課 予防係
電話番号:042-321-1801 ファクス番号:042-320-1181
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