西国分寺駅前交通広場のアートワーク「天・地・人」
- 所在地
国分寺市泉町3-36
- 交通アクセス
JR西国分寺駅より徒歩1分
噴水彫刻 天の泉
商業エリアに置かれるもので、桜御影石の水盤の中に、鏡面ステンレスの円盤状のものが、水の渦巻状の流れの中でフリーに回転します。鏡面ステンレスの表面には墨跡がエッチングされ、さながら宇宙感と天空のイメージです。この部分では、イベント性(お祭り、催し)が高いもの、ファッショナブルな現代感が必要ですが、この噴水モニュメントではこれらの要素を盛り込み、人々の憩いの場となるよう工夫しています。
大地の環
住宅エリアに置かれることと、史跡通りからのイメージを尊重して、このモニュメントでは、遊具やベンチを兼ねたオブジェで、遺跡風のイメージをより現代的造形にしたものです。大地の山や平野・湖などが円環状につらなっているのを形象して、これを大地の環と名付けました。
天平人の夢
駅前交通広場の中心で、また、「アートワーク」の中心として、国分寺市の歴史性文化性が表現されるモニュメントです。天平時代のエンタシスの石柱の上に武蔵国分寺の風土を形象した大地状の両端から、虹がかかるという構成です。「天平人の夢」という題名のように、天平人の夢がここ武蔵国分寺造営となり、この国分寺の地名にもなっている歴史性と、現代・未来への希望をも盛り込むモニュメントです。
石のオブジェ
駅前交通広場は、景観を考えて既製のストリートファニチアはもうけません。この広場では「石のオブジェ」を提案しました。これは身近にふれることができ、ベンチ・椅子としても利用できます。このイメージとしては、史跡通りからの遺跡風なイメージと、商業エリアからくる現代的イメージをうまく融合させようと考えています。このモニュメントが置かれる広場全体は同質の石貼りで仕上げられ、豊かで恒久的な広場をつくり出します。
(注釈)西国分寺駅南口地区駅前広場のアートワーク(昭和63年3月 国分寺市)より引用しています。