陳情第4-3号 児童・生徒の健康と学習する権利を守るため、学校施設のトイレに生理用品の設置を求める陳情書

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ページ番号 1028233  更新日  令和4年6月8日

陳情第4-3号

児童・生徒の健康と学習する権利を守るため、学校施設のトイレに生理用品の設置を求める陳情書

 

受理年月日 令和4年5月11日

 

陳情の要旨

コロナ禍の中、就労、雇用状況が悪化し、女性の失業や世帯収入の減少などが大きな社会問題となっています。このような中、経済的理由から生理用品を入手することが困難な状態にある女性が多く存在していることが浮き彫りとなり、「生理の貧困」として社会的問題となりました。大学生が行ったアンケート調査では、学生の5人に1人が「金銭的理由で生理用品の入手に苦労したことがある」と回答しています。節約のために毎月の生活必需品である生理用品を購入することができずに、「交換の回数を控える」、「トイレットペーパーを代用する」などの実態も報道され、世界中で大きな問題となりました。

女性たちの切実な声に、日本でも国会で取り上げられ、内閣府が「各省庁との連携を行う」と表明し、文部科学省も「学校の保健室以外にも生理用品の配備を可とし、配布した生理用品の返却を求めない」と通達を出しているところです。しかし、保健室に行けば、生理用品は準備されているが、「恥ずかしくて言い出せない」、「保健室に行くところを友達に知られたくない」、「毎月はもらいに行けない」など悩んでいる子どもがいることは大きな問題です。子どもが心理的な負担を感じることなく、いつでも利用できる環境を整えることは大人の責任です。

内閣府男女共同参画局によると、生理用品の無償配布を実施しているのは全国255自治体で、予算措置をしているのは55自治体と急速に広がっており、貴市においてもトイレに常備するための予算措置によってさらに踏み込んだ支援を行うことが求められています。ジェンダー平等施策と、子どもたちの教育機会均等を進めるために、下記事項を要望します。

 

陳情事項

1 児童・生徒が安心して通学でき、心も身体も健康で衛生的な生活を保障するために、市内小学校高学年の各トイレ及び中学校の各トイレに生理用品を常備すること。

2 国分寺市として、市内小学校高学年の各トイレ及び中学校の各トイレに生理用品を常備するための予算措置を行うこと。

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 調査担当
電話番号:042-325-0111(内線:581) ファクス番号:042-327-1426
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