陳情第2-6号 一人一人の子どもを大切にし、感染症からも守るために、国分寺市議会が、国・東京都に対して「少人数学級の実現を求める意見書を送付すること」を求める陳情
陳情第2-6号
一人一人の子どもを大切にし、感染症からも守るために、国分寺市議会が、国・東京都に対して「少人数学級の実現を求める意見書を送付すること」を求める陳情
受理年月日 令和2年12月14日
陳情の要旨
令和2年7月初め、新日本婦人の会国分寺支部は「新型コロナウイルス禍後の小・中学校再開にあたり子どもたちの学び、心身のケア、安全を保障するために、少人数学級の実現と心のアンケートを行うこと」の要望書を市長と教育長に提出し、同月教育部学校指導課と懇談しました。その中で教育長は少人数学級の必要性を東京都に要望しているとの回答でした。9月議会で教育部長も「国・都へ要望する」と答弁しました。
10月初め、文部科学省は少人数学級の検討を、来年度の概算要求に盛り込みました。これは新型コロナウイルス禍の下で、少人数学級への必要性が現場をはじめ、幅広い世論へ広がっていることが考えられます。
しかし、財務省の諮問機関である財政制度等審議会の財政制度分科会歳出改革部会は、少人数学級の効果は限定的として、少人数学級実現の予算編成に難色を示していることが報道されています。
また東京都は、国の責任で行うべきものであるとして、都道府県で進めることができる少人数学級の拡大については考えていないことを表明しています。
一方、国分寺市では新型コロナウイルス感染症を契機に子ども1人に1台の端末とインターネットの環境整備がスタートしています。GIGAスクール構想は、一人一人に個別化・最適化された学びを持続的に実現するものとしていますが、子どもたちのそれぞれの反応や考えをお互いリアルタイムで共有するには、手厚い支援と少人数学級は急務です。
全国知事会、全国市長会、全国町村会の3会長、全国の小・中・高・特別支援学校の4校長会も政府に少人数学級を要望するなど、これまでにない多くの個人・団体が少人数学級の実現を要望しています。
11月から国分寺市でも新型コロナウイルス感染症が急増しており、3密を避けた学級編成の実現は急務です。少人数学級の実現には、教員の増員、教室の確保と学校施設の改修、財政的支援体制の確立など様々な課題があります。これらを一日も早く解決するために、国分寺市は、国や東京都に必要な予算をつけ少人数学級の早期実現に向けて働きかけてください。
陳情事項
国分寺市議会として、国・東京都に対して「少人数学級の実現を求める意見書」を送付すること。
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