陳情第3－6号　国分寺市における歴史的遺産群の次世代に向けたさらなる保存、広報活動の推進を求める陳情

陳情第3－6号

国分寺市における歴史的遺産群の次世代に向けたさらなる保存、広報活動の推進を求める陳情

 

受理年月日 令和3年8月16日

 

陳情の要旨

「はけ」は、武蔵野台地の端部において崖線を形成し、そこからの湧水が人々の生活を支えてきたという歴史的な自然遺産でもあります。

また、ここに頻出する縄文遺跡群は、まさに「はけ」と人々のつながりが、日ノ本の国が成立する以前からあったことを物語るものであり、特に国分寺市におかれましては、そこに武蔵の国国分寺という超一級の史物を有しておられ、小金井市を経、世田谷区まで至る野川沿いに展開した「はけ」の恵みによる文化圏の起点として、確固たる地位にあることは数々の歴史的研究が教えるところです。

つきましては、国分寺市に出土する縄文遺跡群並びに武蔵の国国分寺遺跡の、市内外への告知・広告・広報・宣伝等の活動をより励行し、また、学術への的確な資料提供に資するために、以下について、さらなる推進をしていただくようお願いいたします。

 

陳情事項

1 出土品の画像データベース化を進め、学究者や市民が気軽にアクセスできる環境を整える。

2 縄文遺跡群への立て看板設置を徹底する。

3 立て看板設置と並行してマップなどを作成し、国分寺市縄文遺跡群の認知向上を図る。

4 「はけ」にかかる歴史的遺産群を国分寺市だけにとどまらず、その保全並びに環境保護、観光事業などについて小金井市等近隣市との連携を深めて行う。