陳情第8-1号 有機フッ素化合物(PFAS)から健康を守るために、血液検査に市の補助を求める陳情
陳情第8-1号
有機フッ素化合物(PFAS)から健康を守るために、血液検査に市の補助を求める陳情
受理年月日 令和8年1月23日
陳情の要旨
有機フッ素化合物(PFAS)による水源井戸や飲料水の汚染が国内各地で見つかり、健康への影響が心配されています。
国分寺市でも、東恋ヶ窪浄水所、北町第二浄水所のいくつもの水源井戸でのPFAS汚染が明らかになり、井戸が閉鎖されてきました。現在の飲料水は、河川水を中心に家庭に配水されており、蛇口からのPFAS濃度は下げられています。しかし、国分寺市内の水道水の汚染状況は、2009年にはすでに東恋ヶ窪浄水所、北町第二浄水所ともに、浄水でも50ng/lを超過しています。その後、2019年の井戸閉鎖まで10年間は汚染された水を飲み続けてきています。また、それ以前の資料がない期間も含めれば、かなりの長い期間PFASに曝露されてきています。PFASの体内半減期は長く、体内に取り込まれたPFOSは95%排出されるまで40年かかると言われています。体外へ排出される前に飲水などにより、また新たなPFASが体内に入ることの繰り返しが長年にわたって続いてきました。
体内のPFASの残留状態を調べるため、2022年から2023年にかけて行われた市民団体による血液検査では、参加した多摩地域の市民791名の約半数が米国アカデミーの基準(20ng/ml)を超過していました。同検査に参加した85人の国分寺市民に至っては79名、実に9割以上の市民が米国基準を超過しており、大変多くの国分寺市民が同様の状態であることが推測されています。米国アカデミーでは、数値が20ng/ml以上の方には、脂質代謝異常の検査、甲状腺ホルモン検査、腎がんの徵候・症状確認、精巣がんや潰瘍性大腸炎の症状評価が勧められております。
腎がんも含め、健康影響は長年の蓄積により発症に至ります。このような長年にわたる継続した曝露状態を考えれば、市民の多くにPFAS関連の健康影響が心配されています。また、特に現在血中濃度の高い方は、とりわけ健康障害の確率が高くなっていると懸念されます。それゆえに血液検査を行い、血中濃度に応じて健診を受け、予防、早期発見、早期治療につなげることが求められています。
環境省や内閣府等、国の見解は「どの程度の血中濃度でどのような健康影響が個人に生じるかについては明らかではない」と血液検査に消極的です。
しかし、この国の姿勢にもかかわらず、PFASを研究する医療関係者の多くが、健康を守るために血液検査が必要と考え、国分寺を含め、多摩地域ではいくつもの医療機関が血液検査の実施と健康相談を始めています。また、大手臨床検査会社によるPFAS血液検査の受注も開始され、大部分の開業医から血液検査の検体解析の依頼ができるようになりました。しかし、これらの血液検査は、保険適用検査に認められておらず実費です。ゆえに血液検査の希望者に対して公的な支援が求められています。既に岡山県吉備中央町や千葉県鎌ケ谷市では住民の健康を守るために血液検査への支援が始まっています。
WHOも認める危険物質PFASに長年にわたって市民が曝露されてきた国分寺市でも、国の動向を待つことなく、予防原則に立って、命と健康を第一に考える施策を是非とも実施して下さい。
陳情事項
PFAS血中濃度検査の希望者に費用の補助を付けて下さい。
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